PM-CODE ~次世代QRコードの流れ~
月曜日, 12月 28th, 2009確かに想定の範囲内ではあるのですが、次世代QRコードが特許に申請されているようです。現在のQRコードは、正方形の形に2色を一定のパターンに従い配置することで、デジタルデータを記録するもので、数字であれば最大7089字、英数字なら最大4296字、漢字であれば最大1817字のデータを数平方センチメートルの中に格納する技術でした。また、QRコードには誤り訂正レベルが数段階に分けて設定することが可能となっており、一番誤り訂正率の低いもので約7%、最も誤り訂正率の高いものなら約30%の情報が欠けていてももとの情報を復元できる、という技術でした。
今回紹介するPM-CODEは現在のQRコードをさらに発展させたものであり、それを使うと今までのQRコードでは約72KB程度の情報しか保持できなかったものがPMコードでは1.8MBや1,236GBのデータを保持させることができるようになる、というものです。その仕組は単純であり、今までのQRコードでは2色刷りであったものを今回のPM-CODEでは8~24色刷りにしたり、フルカラーの16777216色(=256*256*256)を使うというものである。フルカラーにしていろいろやったら、数平方センチメートルの中に1,236GBの情報(DVD約250枚分?)を持たせることができるとなるとスゴイなぁと思ってしまう。
この技術はどう実用化されるか
フルカラーの1,236GBというのは実用化が難しいなぁとも思ってしまう。理由は3つあり、1つ目は、誤り訂正が現実的に難しくなりそうであること。2つ目は、読み取るスキャナ(カメラ)の精度と明るさによって色が変わってしまう点。3つ目はそれを印刷する基盤で自宅用プリンタなどでは正確に色を再現できない点。この3点さえクリアできればいいのだが、そううまくはいかないのでしょう。まぁ、1,236GBまではいかなくても数10MBのデータくらいならうまく機能しそうなので、そこに期待しましょう。
普及するのか?
QRコードが今のように普及した理由の1つは仕様のオープン性である。QRコードはデンソーウェーブが特許を保有している(特許第2938338号)のだが、その権利行使を行わないことを宣言し、その仕様がオープンになっているため、様々な企業が、利用することができた点にあるだろう。その1つとして、携帯電話機への搭載や、今ではポメラにも搭載されたり、また様々なプラットフォームの内部に組み込まれたりしている。それに対し、次世代QRコードであるPMコードは現在特許に出願している(特願2005-213336)。もし、PMコードが特許を取得したとして、その後どのような方針を取るかがこの技術を生かすか殺すかの分かれ目となるでしょう。


