長い間、ウィルス関連に関しては問題ないと言われていたMacintoshですが、トロイの木馬が現れたようです。
厳密に言うと、Mac OS Xを狙ったトロイの木馬というよりは、ユーザーが利用しているブラウザによって、
それぞれのOSで動作する不正プログラム(=コンピュータ・ウィルス)がダウンロードされるものです。
ウィルスの目的は?
感染したコンピュータのDNSサーバーの設定を自動で変更し、ファーミング(Pharming)と呼ばれる
行為を行います。これを行うことで、ユーザーが正規のURLを入力しても偽サイトに接続させることができます。
このとき、URL上に表示されているものは正しいURLであるので、オンライン銀行、ECサイトなどの偽サイトに
飛ばされても分からなくなってしまいます。これにより、暗証番号、クレジット番号などの個人情報を
不正搾取されてしまいます。
コンピュータ・ウィルス名
- OSX_DNSCHAN.A(ディエヌエスチェンジ)
- UNIX_DNSCHAN.A(ディエヌエスチェンジ)
コンピュータ・ウィルスの動作
アップルメニュー→システム環境設定→ネットワーク→DNSと辿ることにより設定を変更できるDNSサーバーの
リストを書き換えます。そして、これを再起動後も変更し続けるためにcronに設定を書き込みます。cronに書き込まれた
設定により、1分後とにcronにより起動され、設定を書き換えます。
DNSを書き換えられてしまっているので、正しいサイトに飛べなくなってしまいます。
今回、参考にした情報によると、windowsupdate.microsoft.comにアクセスを試みても、DNSサーバーが嘘のIPアドレス
を返してしまうために、上記ページにたどり着けず、www.google.comに飛ばされてしまうみたいです
復旧方法
一度、クリーンインストールしてしまってもいいのですが、
復旧方法としては、cronで毎分書き換えを続けている/Library/InternetPlug-Ins/plugins.settingsの
ファイルでs1,s2の変数に正規のDNSサーバーに書き換えればOKとのことです。
最近のセキュリティ事情
最近のWindowsを狙った攻撃もOSやアプリケーションの脆弱性を狙って自動的に感染を行うタイプよりも人を
騙す巧みな技術(ソーシャル・エンジニアリング)でユーザーのアクション(クリック)を誘導するタイプが
圧倒的に多いのが実情である。Mac OSの市場シェアの増加に伴い,セキュリティに無意識で反射的に
管理者パスワードを入力してしまうユーザーも増えるであろう。Mac OSがどんなに機能面で堅牢であっても,
使用者のセキュリティに対する意識がない限り,Mac OSを対象とした攻撃も増加することが予測できる。
ウィルスの感染チェック
Macユーザーの方で、このトロイの木馬に感染しているかどうかを確認したい人は、
windowsupdate.microsoft.comにアクセスしてみればいいのでしょうかね?
参考サイト